富山市が自動運転バス実証実験、来年度以降レベル4投入も

富山市(富山)は2024年9月19日より、自動運転レベル4相当のバスによる、市民参加型の実証実験をスタートしました。

実験は郊外や中山間地での公共交通維持を目的としたもので、富山市交通政策課が主催しています。実験に使用されたバスは、自動運転に必要な各種センサーやカメラが搭載した車両で、周囲の状況をリアルタイムで認識しながら自律的に走行を行うレベル4相当の走行が可能とのこと。ただし、安全上の理由から、実験ではドライバー搭乗によるレベル2相当で運行しています。

実験は婦中町朝日地区から速星駅周辺の15キロのルートを1日5便・時速約35キロで運行するという内容です。事前予約が必要ですが市民による試乗も可能で、2024年9月27日まで運行予定とのこと。試乗に参加した市民のなかには、乗り心地や安心感など肯定的な意見もあり、社会的な受容にも期待が寄せられています。

なお、富山市は来年度以降ドライバーを乗せない自動運転バスの運行実験も予定しているとのこと。国土交通省も国内50カ所で自動運転サービスの実現を目指しており、全国的な自動運転車の導入にも期待感が高まっています。

参照令和6年度 富山市自動運転実証実験/富山市