画像:2024年世界機器人大会より引用
中国のハイテクロボ見本市である2024年世界機器人大会の運営事務局は2024年8月28日、北京経済技術開発区にて開かれた「2024年世界ロボット競技会北京選手権」の様子を発表しました。
2024年世界機器人大会は、中国でも有数の先進技術イベントです。2024年度は10か国以上からなる合計169社が約600ものロボットモデルを出展したほか、会場には27種類もの人型ロボットが登場し話題を呼びました。
2024年世界機器人大会にて開催される「2024年世界ロボット競技会北京選手権」は各国の先進企業が開発したロボットによる競技を繰り広げ、技術を競い合うイベントです。技術種目は30を超える主要種目と80を超えるサブ競技、合計140以上からなる本格的なもので、2024年度は世界10か国以上から7,000を超えるチーム、13,000人以上の選手が参加とのこと。
中国では現在、急速な経済変化と少子化に伴う労働力不足を背景に、ロボット技術の開発と実用化が推進されています。特に人型ロボットの分野では、生成AIを搭載したロボットが工場や商店、家庭での生産性向上など様々な用途での活用が期待されています。同国での選手権はロボット産業における研究開発と技能育成を推進する重要な舞台と見られます。