画像:春日井市より引用
春日井市(愛知県)は2024年9月2日、市の公式ホームページにに人工知能を取り入れた自動応答サービス「猫型AIハルくん」の実証実験を開始しました。
「猫型AIハルくん」は、主に子育て・教育に関連した情報に応答するシステムです。人工知能が春日井市の「子育て・教育」分野のデータを学習したモデルで、その場に応じた柔軟で自然な表現により応答する能力を備えています。利用は市のホームページから誰でも可能で、保育園や児童手当など様々な質問に対して、まるで人間のような表現で根拠となるページを示しながら応答します。なお、外国語対応は明らかにされていませんが、執筆時点では英語入力に理解を示すものの日本語応答を行います。
春日井市は「猫型AIハルくん」の実験背景として、市民サービスの向上と職員の負担軽減の2点を挙げています。市はチャット型の自動応答サービス「教えて!道風くん」を展開していますが、「道風くん」は決められた質問に対して決められた答えしか返せないの対して、「ハルくん」は文字入力による様々な質問に対してAIが回答を作成が可能です。結果、市民からのより広範な質問に応答できる期待が持たれています。
春日井市は「猫型AIハルくん」の実験について2024年9月2日~2024年9月30日の期間を定め、実施しています。終了後は実験により得られたデータを抽出し、精度向上や導入などを検討するものと見られます。
参照生成AIを活用した新しい自動応答サービス「猫型AI”ハルくん”」の実証実験を行っています