セキュリティソリューションを提供する株式会社セキュアは2024年8月20日、大手ショッピングモールのイオンモール株式会社と協働し、完全レジレス・無人店舗実証実験をイオンモール羽生店内で実施すると発表しました。
セキュア社によると、実験は同社が展開する無人店舗ソリューション「SECURE AI STORE LAB 2.0」技術が活用されます。「SECURE AI STORE LAB 2.0」とは、AIが決済や棚割り解析を担うことでレジレス・無人店舗を実現したシステムで、AIを活用した「実証実験」が行える研究所としての機能やカメラやセンサーによる商品在庫や消費者行動を分析などマーケティング機能としても活用できるシステムです。
両社は実験期間中、ショッピングモール内での無人店舗の有効性や新たな販売方法の有効性、外部企業や地元小規模小売販売業者の販売効果、販売可能商品の検証などを行う計画です。無人店舗は、小規模な遠隔地特産品や限定商品の販売など、需要はあるが販売員の手配や会計対応が難しい商品を販売できる可能性を秘めており、両社は消費者と企業の双方にメリットが生まれると説明。2024年秋以降の約1年間にわたり、イオンモール羽生店の2階232区画にて実験店舗を展開する計画も明かしました。
セキュアとイオンモールは、今回の実証実験を通じて、小売業界の人手不足解消や新たな販売機会の創出をめざしています。安心安全でスマートな社会づくりに向けた取り組みを一層推進するとしています。
参照完全レジレス・無人店舗の実証実験を実施/株式会社セキュア