画像:株式会社豊田自動織機より引用
株式会社豊田自動織機は2024年7月14日、全日本空輸株式会社(ANA)とともに、国内初となるレベル4自動運転機能を備えた自動運転トーイングトラクターの実証実験を発表しました。
トーイングトラクターとは、空港内で手荷物やコンテナを運送するために用いられる車両です。豊田自動織機らは早期からトラクターの自動運転化に向け動いており、複数の空港にてレベル3相当の自動運転トーイングトラクターを運用したり、国土交通省立ち合いのもとレベル4相当のトラクターを模擬フィールド走行試験に投入し、安全性の確認を得るなどの実績を挙げていました。
今回両者が運用するのは、こうした知見の積み重ねにより開発されたレベル4相当の自動運転トーイングトラクターです。投入されるのは国内最大級の利用者を誇る羽田空港で、効率的なオペレーション実現のために開発された情報一元化システム「Fleet Management System」や緊急対応時用の遠隔監視機能も搭載しているとのこと。同社は実験を通して運用面および経済性の観点での課題を抽出し、将来的な実用化を目指すとしています。
参照国内初!空港制限区域内における自動運転レベル4無人貨物搬送の試験運用を実施