日本航空株式会社は2024年7月2日、TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社と共同で、TOPPAN社が展開する翻訳対応透明ディスプレイ「VoiceBiz® UCDisplay®」を窓口業務に導入する実証実験を発表しました。
日本航空社によれば、実験は聴覚や言語に不自由を抱える利用者や海外からの利用者を対象に、空港カウンターでのコミュニケーション性向上を目指し行われます。TOPPAN社の「VoiceBiz® UCDisplay®」は両面が透明で可視化されたサーネイジで、音声やキーボードの入力を文字化し、画面上にリアルタイム表示する機能を備えています。製品は2023年10月に開発された比較的新しいものですが、既に鉄道や観光窓口、各自治体での導入実績も豊富にあり、実用性の高さが期待されています。また、JAL窓口業務での導入においては、カラー表示の実装や移動対応型トレーの導入など、アップデートも行われました。
同社らは東京の羽田空港、大阪の伊丹空港にて、それぞれ異なる期間での実施を予定しています。有効性やユーザビリティの向上を検証し、正式導入を検討するものと見られます。
参照【国内航空会社初】TOPPANとJAL、会話の内容が目で見て分かる「VoiceBiz® UCDisplay®」を活用した実証実験を開始/日本航空株式会社