画像:PR TIMES/株式会社T2より引用
株式会社T2は2024年6月6日、自動運転技術を活用した物流サービスの社会実装を目指し、新東名高速道路の駿河湾沼津SA~浜松SA間において自動運転レベル2の公道実証実験開始を公表しました。
T2社によると実験は2024年5月29日よりスタートしています。実験は同社が保有する自動運転機能搭載の大型トラックで、新東名高速道路の駿河湾沼津SA~浜松SA間約117kmを走行するというもの。トラックはドライバー搭乗のもとシステムが加減速やハンドルコントロールの一部を担う「自動運転レベル2」相当で行い、技術的な成果を検証しています。
実験が行われる新東名高速道路の駿河湾沼津SA~浜松SA間は、経済産業省が2024年3月に行った「第3回デジタルライフライン全国総合整備実現会議」にて自動運転車優先レーンとして設定したエリアです。自動運転車の安全かつ高速な運用を目指すため設定されたエリアで、将来的には東北~九州までの拡大が計画されています。
T2社はこうした事情を踏まえ、段階的に走行区間を拡大していく計画です。将来的には同社が自動運転輸送サービスの展開を目指す、綾瀬(神奈川県)~西宮(兵庫県)の全区間での実験も計画しています。自動運転による輸送サービスを社会実装すべく、開発を推進する方針です。

