画像:ブラザー工業株式会社より引用
プリンター大手のブラザー工業株式会社は2024年5月30日、子会社のブラザー販売株式会社が大分情報メディアの有限会社大分合同新聞社との協業による、プリンターのリモート印刷機能による新聞配信サービス実証実験計画を発表しました。
ブラザー社によると、実験は大分合同新聞社が制作した新聞データを、ブラザー販売社が貸与したプリンターでリモート印刷するというもの。対象となるのは大分県内3地域の新聞購読者のうちモニター参加者で、期間中、大分合同新聞社の新聞を自動印刷します。
実験の背景となるのは、大分県における過疎地域問題です。大分県では少子高齢化に伴い過疎地域が増加し配達網の維持が深刻化する一方で、「新聞を紙で読みたい」というニーズもあり、両立に課題を抱えていました。両社は今回の実験を通して、媒体を維持しつつ、低コストかつ迅速な配信の実現を目指すものと見られます。