医師はいないが医師の診察!医療MaaS本格運用をスタート

画像:MONET Technologies株式会社より引用

山形県酒田市の日本海総合病院は2024年5月16日、医療と通信技術による診療サービスを提供する「医療MaaS」の本格運用を公表しました。

「医療MaaS」とは、電子カルテや各種医療機器を搭載しインターネット通信可能な「診療カー」による医療提供サービスです。低遅延通信によるビデオ通話で、患者を遠隔地から診察。必要に応じて看護師など搭乗スタッフに指示を送り、医療サービスを提供するというもの。酒田市は2023年以降、医療MaaSや診療カーの実証実験を行っていました。

日本海総合病院は今回、酒田市の八幡地域と遊佐町の一部で「診療カー」を展開します。対象エリアはこれまで適切な医療サービスへのアクセスが課題となっていた山間部。通院に費やす時間の大幅な削減、限られた人的リソースの効率化など、複数のメリットが期待されています。

参照遠隔で診療する車両を中山間地域で本格運用 酒田市の日本海総合病院が始める