自動運転レベル4車両による世界最長距離の実証実験開始を発表、加賀市

加賀市は2024年4月17日、自動運転関連事業社であるマクニカ社協力のもと、ハンドル・アクセス・ブレーキペダルのない自動運転レベル4対応車両「NAVYA EVO(ナビヤ・エヴォ)」による、世界最長の公道走行実証実験の開始を発表しました。

加賀市によると実験は2024年4月17日~2024年4月23日にかけ行われます。20日と21日は市民市民体験試乗会を開催し、イオン加賀の里店を起点に、加賀温泉駅と山代温泉総湯行の2ルート・総延長片道約5kmを運行するというもの。実験は安全上の理由から運転士と保安員が乗務し走行もレベル2相当で行うものの、車両自体はレベル4走行に対応しており、「ハンドル・アクセス・ブレーキペダルのないレベル4自動運転車としては世界最長」の実験になる見通しです。

実験に投入されるのはフランス・ゴーサンマクニカモビリティ社が開発する自動運転レベル4に対応車両「EVO(エヴォ)」です。前身となるレベル3車両「ARMA(アルマ)」の次世代型で、安全性・安定性・ユーザービリティ性などから高い評価を獲得。「EVO(エヴォ)」においても国内外で導入や実験が相次いでおり、茨城県の常陸太田市は2024年2月、制限環境のもと定常運行を発表しました。

加賀市は公共交通機関の担い手不足などの課題を解決するため、実験を決定。将来的な実用化に向け、成果を検討・検証するものと見られます。

参照自動運転レベル4対応車両“EVO”による世界最長の公道走行実証を実施します。/加賀市