一輪車電動化キット「E-cat kit2」の実験で現場作業効率40%向上│CuboRex

画像:株式会社CuboRexより引用

株式会社CuboRex(キューボレックス)は2024年4月、大和ハウス工業株式会社と共同で一輪車電動化キット「E-cat kit2」実証実験を実施し、全体の作業効率を約40%向上したと発表しました。

一輪車電動化キット「E-cat kit2」とはCuboRex社が開発した一輪車用の電動デバイスです。既製品の一輪車に外側から装着するデバイスで、5段階のパワー調整に対応。耐荷重は100kgほどあり、野菜や果物など食品のほか、土砂や建設廃棄物など重量物の運搬もこなします。

CuboRex社によると、実験は大和ハウス工業と共同で、実際の現場で通常の一輪車との比較する形で行われました。同社は「E-cat kit2」を実験結果について「1往復あたり20kg増量した運搬が可能に」、「同じ時間で120kg多く土砂を運ぶことが可能に」、「全体の作業効率は約40%向上」など成果を発表。さらに参加した作業員の100%が「今後も電動一輪車を利用したい」とコメントするなど、受容性の高さも判明しました。

建設現場は現在、少子高齢化における担い手不足が懸念されている業界です。深刻な人手不足をDXで解決しようという動きは各方面から湧き出ており、安全で効率的な作業環境の実現が期待されています。

参照一輪車電動化キット E-cat kit2 共同実証実験