近畿大学×Hakobot、大阪初の公道フードデリバリー実証実験

近畿大学と株式会社Hakobotは2024年3月7日、大阪初の事例となる公道環境下での小型自動配送ロボットによるフードデリバリー実証実験を実施しました。

実験に投入されたのはコンパクト設計(全長約1メートル、幅約0.7メートル、高さ約0.9メートル)の自動運転配送ロボット「Hakobase」です。事前に取得した地図データをもとに最高時速6キロで走行が可能です。

実験は学生がスマートフォンで注文した商品を「Hakobase」が配送するという内容で行われました。「Hakobase」は近畿大学のキャンパスを出発点として、近大前商店街の複数の飲食店を巡り、注文された食事を収集。途中、衝突回避などにおいて一部課題は見つかりましたが、キャンパス内への配達に成功しました。

新たに改正された道路交通法は一定のサイズ以下のロボットを「遠隔操作型小型車」と定義し、公道走行を認めています。飲食や物流においては人手不足問題が懸念されており、技術による解決が期待されています。

参照近畿大学経営学部とHakobot社による自動配送ロボットの実証実験/学校法人近畿大学