福岡市とトヨタ自動車は2024年3月、水素を活用した街づくりを目指す「福岡市水素リーダー都市プロジェクト」の一環として、国内初となるFCEV(水素電池)式の特殊車両を公開しました。
公開された車両は水素で走る「FC救急車」と「FCごみ収集車」の2台です。どちらもトヨタが得意とするFCEV(水素電池)を導入したもの。FCEVは充填した水素と酸素の化学反応で発電しモーターを駆動するシステムで、走行中にはCO₂を排出しないことから次世代型クリーンエネルギー車両の1つとして数えられています。
救急車やゴミ収集車におけるFCEV車両は日本において例がなく、今回が初の事例となる見通しです。FCEVはクリーンさだけでなく静音性に優れることでも知られていますが、夜間の出動や作業を担う特殊車両においては大きなメリットが期待されます。
福岡市によると、2台は2024年3月より運用を開始しています。
参照水素で走るゴミ収集車と救急車を日本で初めて導入/Yahoo!ニュース