大分県、全国初の調剤薬局間の医薬品ドローン配送実証実験

画像:大分県より引用

大分県は2024年2月8日、株式会社薬けん、一般社団法人別府市薬剤師会とともに全国初事例となる調剤薬局間のドローンによる物流実証実験を行ったと発表しました。

実証実験は2024年1月17日、大分県別府市にて実施されました。中国DJI社の産業用ドローンである「Matrice300RTK」を使用して、別府市内の居住区上空を飛行、調剤薬局間にて医薬品を配送するもの。薬品は特定の人のみ開錠できる「スマートキーボックス」に収納することで、安全な受け渡しを試みる内容です。ドローンによる医薬品配送は人手不足や経費削減、災害対策など複数の観点から強い需要が期待されています。

大分県によると、実験では配送のスピード感やセキュリティ性、保管品質等、高い配送品質が確認されました。しかし同時に、悪天候時の対策やドローンに対する規制など、社会実装の障害となる課題も見つかりました。大分県は今後、これらの課題を克服し、実証実験を重ねていくとしています。

参照【全国初】ドローンによる調剤薬局間における医薬品配送実証実験を実施しました!