画像:本田技研工業株式会社より引用
本田技研工業株式会社は2024年2月1日、茨城県常総市の「アグリサイエンスバレー常総」にて、協調人工知能「Honda CI(Cooperative Intelligence)」を搭載した2種類のマイクロモビリティ実証実験を発表しました。
「Honda CI」は同社の研究開発子会社である本田技術研究所が独自開発したAIです。2022年より複数回の実験が行われ、歩車共存エリアでの自動走行や一般車両との譲り合いによる交差点の自動通過など難関をクリアした実績を誇っています。
同社は今回、「Honda CI」を搭載した「CiKoMa(サイコマ)」と「WaPOCHI(ワポチ)」と呼ばれる、2種類のマイクロモビリティを実験に投入する計画です。サイコマは小型バスのような外観をした搭乗型マイクロモビリティで、数名が搭乗できます。ワポチは荷物を積載できる歩道用モビリティで、人の歩行に合わせて追従したり、振る舞いから進路を予測し先導することが可能です。
ホンダは実験の目的について、「Honda CI」搭載モビリティの使用感向上、社会的受容性の醸成としています。2024年中に遠隔監視システムの確立や無人走行を実現し、2030年頃の実用化を目指すとしています。
参照協調人工知能「Honda CI」を搭載したCIマイクロモビリティの一般向け自動走行技術実証実験を2月に開始

