空飛ぶバイクの開発を進めていたA.L.I.Technologiesが東京地裁に破産を申請し、決定を受けていたことが明らかになりました。
同社は東京大学航空宇宙専攻の学生チームによって創業され、ドローンやホバーバイクなどのエアーモビリティ事業を手がけていました。デトロイトモーターショーへの参加や、2022年12月には世界初とされる空飛ぶバイク「XTURISMO Limited Edition」の納品など、積極的な動きを見せていました。
しかし、同社の赤字額は年々拡大し、2022年12月時点での負債総額も11億6751万円に達していました。経営状況は悪化し続け、資金調達も順調には進まず、2023年7月18日には代表取締役が退任しました。2023年8月以降は従業員の大半が退職し、実質的な事業停止状態に陥りました。また、山梨県身延町にある開発拠点の賃料約200万円も支払いが滞っていたこともわかっています。
身延町によると、現在同社との連絡がつかない状況です。町は同社に賃料の支払いを求めており、訴訟を起こす方針です。こうした事情から、Xでも厳しい意見が飛び交っています。
金集めだった😓
— きゃてぃー (@CATTY000) January 12, 2024
空飛ぶ○○というのは騙すのにうってつけなワードなんだろうね
— 突貫小僧 (@tosshinta) January 12, 2024
参照「空飛ぶバイク」A.L.I.、破産手続き開始 米国上場も研究開発費が重荷に

