画像:名古屋市より引用
名古屋市は2024年1月9日、市が進める「NAGOYA CITY LAB」の一環として、水上を自動で運行するロボット「海床ロボット」による実証実験を、市の堀川で実施しました。
「NAGOYA CITY LAB」は、名古屋市がまちづくりに可能性を持つ先進技術の実証及び実装を推進するために実施している企画です。実験に投入されたのは、竹中工務店やIHI、東京海洋大学清水研究室などによるUMIDOKO CONSORTIUMの「海床(うみどこ)ロボット」。3㎡四方の大きさを持つ正方形の船で、荷重500kgを秒速2mで全方位に移動可能。バッテリー稼働、自動航行、自動充電対応などの特長を有しています。
実験は2024年1月19日から2024年1月21日まで行われました。海床ロボットは海での実験を経験しているロボットですが、今回行われたのは川幅が狭く、水位も変化する堀川です。実験中、一部プロペラが動かなくなるなどのトラブルが起きましたが、航路は外れることなく予定通りの航行に成功しました。
名古屋市は海床ロボットによる自動航行について可否を検証する計画です。また、将来的には飲食店舗によるメニュー提供なども検討しており、ニーズの可否も探るとしています。
参照なごやまちなか実証「NAGOYA CITY LAB」において、先進的な水上・陸上モビリティによる自動運転プロジェクトの取り組みを、那古野エリアで開始!
参照海床ロボット詳細