画像：シャープ株式会社より引用
シャープ株式会社は2024年1月11日、東洋製罐グループホールディングス株式会社や株式会社おいしい健康とともに、食塩使用量を見える化する調味料IoTデバイス「ソルとも（Saltomo）」実証プロジェクトを発表しました。
ソルともは、調味料に含まれる食塩を計測し生活習慣病を予防するために開発された、食塩「見える化」システムです。専用アプリケーションと2種類のIoTデバイスからなる構成で、液体または顆粒調味料を対応するデバイスに接触させると、使用回数や重量差から含有される食塩量を計測。専用アプリケーションで食塩量を「見える化」するほか、減塩に適したレシピを提供するという仕組みです。
日本人が食塩の過剰摂取傾向にあることは厚生労働省の発表などから明らかです。健康維持のためには適切な食塩摂取量が強く求められるところですが、調味料に含まれる食塩量はこれまで正確な計測が困難で、一般消費者はもちろん医療現場やレストラン・カフェなどでも課題となっていました。
シャープらによると、公表時点でソルともは食塩および醤油のみの対応ですが、実証実験を通して対応調味料の拡大を図ると言及。医療現場や外食サービスの提供ツールや消費者向け減塩サポートツールとしての展開を想定していると発表しました。
参照容器・アプリ・デバイスで食塩使用量を“見える化”する 調味料IoTデバイス『ソルとも（Saltomo）』を用いた実証プロジェクトを開始
