画像:Miso Roboticsより引用
人件費が厄介なコストであるのは有名です。「お店を完全ロボ化できれば…」とは多くの方が考えているのではないでしょうか。
AIキッチンロボットを手がける米Miso Robotics社と同社グループのCali Groupはこのほど、カリフォルニア州パサデナにロボット「フリッピィ」や「バーガーボット」によるオートメーションレストラン「CaliExpress by Flippy」を設立しました。
情報によると「CaliExpress by Flippy」では商品注文~提供までの全オペレーションをロボットが担当しています。来店者がタッチパネルで注文するとPopIDの生体認証プラットフォームが決済し、調理ロボットがワギュウブレンドバーガー、チーズバーガー、フレンチフライなどの多彩なメニューを製造。ユーザーの元まで、人を介さずに商品を提供するという仕組みです。
「CaliExpress by Flippy」が注目される背景には人間をはるかに超える製造ペースと運営コストの低さです。
同社によると「フリッピィ」は1時間あたり約150オーダー分のポテトフライを「バーガーボットは」は100個のパティを調理可能。バーガーボットは注文に応じてリアルタイムで牛肉を挽肉にし、パティを調理するにも関わらず、既成のパティを使用する従来型店舗と変わらない価格で商品提供を可能にしています。
同社はまたロボットによる自動化が従業員の負担を軽減する点にも触れています。フリッピィやバーガーボットは調理中の事故を減らし、従業員によって安全で快適な職場であるとのこと。同社の試みは消費者だけでなく業界関係者の注目も集めています。
参照World’s First Fully Autonomous, AI-Powered Restaurant Opening in Southern California