東京湾に100枚のパネル設置、国内初の洋上太陽光実証実験

東京都が進める「東京ベイeSGプロジェクト」の最先端再生可能エネルギー事業として、三井住友建設はこのほど、太陽光パネルを洋上に設置し発電する「洋上太陽光発電」の実証実験を開始します。

実験は東京湾に約100枚もの太陽光パネルを設置して、持続可能な再生エネルギーを供給しようというものです。従来、太陽光パネルは開発された森林や田畑、住宅の屋根などに設置されてきましたが、高層ビルが立ち並ぶ都市部などでは、設置場所の限界が指摘されていました。

東京都は太平洋に面しているため、海上設置には大きな期待が寄せられています。東京都によると、パネルは2023年11月に設置され、実際に発電するのは2024年4月以降とのこと。実現に至れば、洋上太陽光発電として国内初の事例となります。(海外では丸紅が事業に着手済)

ただし、洋上太陽光発電は設置コスト、耐久性、メンテナンスなど多数の課題を抱えています。三井住友建設は実験を通して課題を洗い出す方針です。

参照「洋上太陽光発電」国内初の実証実験 来年4月以降に発電計画

参照「東京ベイeSGプロジェクト」先行プロジェクト採択事業の概要/東京都