トヨタ紡織株式会社は2023年11月23日、愛知県常滑市の中部国際空港エリアにて、位置情報を活かした映像情報を提供する次世代型バスの実証実験の様子を公開しました。
同社が投入したバスは、位置情報に基づいたCMやPRが可能なバスです。壁面や天井はディスプレイ加工されているほか、透明ディスプレイを採用することで窓もデバイス化されており、映像出力に対応。さらに映像に合わせ座席を振動させたり、ミストや風を出すことで、臨場感のある空間演出が可能です。
実験は中部国際空港付近の2コースが実施されました。車両が空港に近づくと構内にある飲食店などのディスコード広告を表示。観光や地域振興への活躍を期待させる臨場感溢れるPRに成功しました。同社はバスに留まらない、様々な車両への導入も検討しており、数年内の実用化を目指すとしています。