画像:株式会社ZMPより引用
兵庫県の中播磨県民センターと姫路商工会議所は2023年11月13日、通院患者が医療機関まで自動運転で移動するための、一人乗りロボット走行実証実験を兵庫県姫路市にある「県立はりま姫路総合医療センター」で実施しました。
両者が明らかにしたところによると、実験は2023年11月13日~2023年11月14日にかけ行われたものです。実験に投入されたのは株式会社ZMPが展開する自動運転機能を搭載した歩行速の一人乗りモビリティRakuRo(ラクロ)で、姫路駅~兵庫県立はりま姫路総合医療センターのルートを予約なしの一般利用者対象で実施しました。
姫路駅をはじめとした対象区間は、姫路市の中でも交通量が多いエリアです。自動運転車においては難易度の高さが懸念されますすが、ラクロは各種センサーやカメラを搭載するほか、周囲の人に注意を促すスピーカーも搭載。実験中、周囲に配慮しつつ安定的な走行を見せました。
実験に参加したユーザーも「歩くくらいのスピードで快適」、「足が悪くても利用しやすい」など肯定的な意見が出ています。姫路市は散策が楽しくなる「ウォーカブル」な街づくりを目指していることもあり、ロボットの活用が期待されます。
参照歩行速モビリティRakuRo(ラクロ)「はり姫」利用者の移動を支援

