画像:宿毛市より引用
高知県宿毛市は2023年11月6日、全国的に実験普及が進んでいるEV車両「グリーンスローモビリティ」の実証実験を宿毛市沖の島にて実施すると明らかにしました。
グリーンスローモビリティとは、最大時速20km未満という低速で公道を走行できる移動用EV車両を含む技術の総称です。低炭素で走行できるため環境に優しいうえに、自動運転技術との併用もできるため、過疎地の交通の足として、ラストワンマイルを担う観光用モビリティとして、様々な用途が期待されています。
グリーンスローモビリティの実験は、既に多数のエリアで実施されており特別珍しいものではありません。しかし宿毛市では、離島である沖の島にて実験しているとのこと。沖の島は約10.km²に人口約130名が住む過疎地で、診療所や学校、観光名所などが点在する一方、交通網の不足が課題となっており、期待感が高まっています。
宿毛市によると、沖の島では2023年12月15日まで実験を継続する予定とのこと。その後は成果を検証し2024年4月に成果を発表。正式導入は2025年以降に決定するとしています。