禁止エリア立ち入りもAIが認識、大分放送本社ビルで巡回ロボット実証実験

画像:株式会社オーイーシーより引用

大分県のソフトウェア開発会社である株式会社オーイーシーは2023年11月3日、日本連合警備株式会社や沖電気工業株式会社とともに開発した自律走行型アバターロボットによる、施設内巡回警備実験を大分放送本社ビルにて実施しました。

情報によると、同サービスは大分県と民間企業が警備業務の人手不足問題解消のために実施するというものです。投入されたアバターロボットには人工知能が搭載されており、人や障害物を迂回しながら自律走行をする傍ら、禁止エリアへの立ち入りなど不審な行動を取った人物を検出し、監視室に通報する能力を有しているとのことです。

実験ではロボット2台が局内を巡回パトロールしました。実験役が禁止エリアに立ち入ったところ、監視室にその様子を「立ち入り禁止エリアの人間確認」の文字とともに送信。素早い対応を促す様子を披露しました。

警備業は従来、安全確保のために膨大な人員を必要としてきた事業です。ロボットによる効率化が進むことで、人手不足問題の解消が期待されています。

参照自律走行型アバターロボットを活用した施設警備支援サービス