画像:国土交通省北海道開発局より引用
国土交通省北海道開発局は2023年10月18日、株式会社NTTデータとともに滑走路を必要としないVTOLドローンと回転翼ドローンによる災害状況把握を想定した飛行実験を、北海道江別市で実施しました。
VTOL (Vertical Take Off and Landing)ドローンとは、高速・長距離を得意をしているドローンです。飛行機型をしているにもかかわらず、滑走を必要としない高性能な垂直離陸機能を備えているため、通常のドローンよりも広範の情報をスピーディーに収集することが可能です。
北海道開発局によるとVTOLドローンは江別市にある石狩エリア(江別市~新篠津)約30km区間に投入されました。実験は非居住区を目視外飛行するドローンレベル3により実施されましたが、ドローンはおよそ30分ほどでコースを飛行。リアルタイムでの映像提供にも成功したとのこと。北海道開発局は実験について、災害時の迅速な調査への期待感をコメントしました。
参照防災向け自動巡航ドローン実証試験VTOL※と回転翼ドローンの同時自動航行 延期のお知らせ