画像:横浜市より引用
横浜市は2023年9月27日、市内に設置されたマンホールの保守管理効率化のためAIを活用した判定の実証実験を開始しました。
横浜市には約54万件ものマンホールが設置されていますが、大部分において老朽化が懸念されています。ところが、耐用年数は歩車道など条件の違いにより異なるうえ、人間による調査には相応の時間を要するとのこと。このため、横浜市でもマンホール交換時期を把握しきれていないのが実情です。
今回の実験は、こうした問題を解決するため、横浜市がNTT東日本など4社とともに実施するものです。横浜市は点検用に撮影したマンホールの画像データ約30万点を所有しており、これを人工知能の学習データとして活用するとのこと。人工知能は人間よりはるかにスピーディに判断するため、異常の有無、劣化予測などの判断が効率化されると期待されています。
横浜市では実験結果を検証し2024年度以降の本格導入を目指しているとのことです。
参照AI を活用した約 54 万箇所の下水道マンホール蓋の“異常判定の効率化”と“劣化予測の実用化”を目指し、実証実験を開始!