熊本市がChatGPT本格導入、個人や機密情報流出対策も

熊本市はこのほど、市が事務処理効率化などのために実施した「ChatGPT」の試験導入を終了し、2023年10月より本格導入すると決定しました。

説明によると、熊本市が導入チーム100名に「ChatGPT」の導入成果を確認したところ、対象職員のうち6割超が「作業効率が向上した」と回答していたとのこと。内容の誤りや情報の鮮度など欠点もありますが、動画や議事録、報道資料の作成において最大3時間の短縮に成功したとしています。

熊本市はこのため、2023年10月にも高精度かつセキュリティ性を確保した「ChatGPT」を導入する計画です。職員の利用にあたっては事前研修を必須とするほか、個人や機密情報の入力を禁じるとのこと。流出対策を徹底するものと見られます。

参照業務に「チャットGPT」 実証実験終了 熊本市、来月から