画像:西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)より引用
西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は2023年9月15日、ソフトバンク社とともに進めてきた自動運転テストについて、広島県東広島市で公道走行を行うと発表しました。
両社が発表したのは自動運転と隊列走行技術を用いたBRT(バス高速輸送システム)の開発プロジェクトです。両社はこれまで、滋賀県内の専用テストコースで実証実験を繰り返してきましたが、2023年7月に完了を宣言。次のステップとして今回、2023年11月より東広島市での公道走行計画を発表しました。
両社は公道実験についてJR西条駅~広島大学東広島キャンパス区間での走行を計画しています。実験は大型バスと追走する連節バスの2台により行われ、電波状況や勾配などの自動運転に影響を与える走行環境の検証、2台の自動運転(有人・レベル2)・隊列走行の実証走行や課題の検証、新技術に関する社会的受容性の測定などを行うとのこと。さらに東広島市民を対象にした試乗会も計画しています。
両社は2020年代半ばをめどに自動運転レベル4の許認可取得を目指しています。次世代モビリティサービスの実用化に向け歩みを進めている状況です。
参照JR 西日本とソフトバンクの 「自動運転・隊列走行 BRT」開発プロジェクト、専用テストコースでの実証実験を完了し公道での実証実験を開始

