DNP、自社ビル内のコンビニにて顔認証決済の実証実験

画像:大日本印刷株式会社(DNP)より引用

大日本印刷株式会社(DNP)は2023年9月7日、同社本社ビル内のコンビニエンスストア「ナチュラルローソンDNP加賀町アトリウム店」にて、顔認証システムを利用した決済サービスの実証実験を開始すると明らかにしました。

同社によると、実験はDNP社の社員証決済システムと顔認証システムを紐づけることにより実施するというものです。社員証決済が可能な従業員が登録アプリで顔画像を登録し購買すると、人工知能が顔の特徴を元に映像を照合。個人を判定することにより、スマホやICカードに頼らない決済を可能にしています。

顔認証決済は各社が争いながら開発を進めている分野です。

DNP社は自社サービスについて開発から利用まで一貫して行えること、シングルサインオンの本人認証など使いやすさに秀でていること、社員証決済との連動による短期間での実装など複数のメリットをアピールしています。優れたセキュリティ性により安全・安心かつスピーディーな本人確認・本人認証を実現しているとのこと。

同社は実験を通じて、有用性と利用者の受容性などを評価・検証する計画です。小売やサービス業での可能性が期待されます。

参照DNP本社ビル内のコンビニで顔認証決済の実証実験を開始