画像：愛知県より引用

愛知県は2023年9月6日、知事が会長を務める「あいちロボット産業クラスター推進協議会」が中心となり、自動運転車とドローンを連携させた物流や買い物実証実験を、県幸田町で実施すると発表しました。

愛知県によると、実験は幸田町の名産「筆柿」をはじめとする農作物をドローンで集荷し、自動運転バスが巡回する道の駅まで運ぶというものです。ドローンは無人地帯を目視外で飛行するレベル3相当の技術を搭載しており、無人配送が可能となります。

道の駅到着後、農作物は自動運転バスにより運ばれます。

バスは貨客混在の乗り合い型で、スーパーマーケットや販売先の道の駅まで運行する計画です。その後、需要に応じて、道の駅などの拠点で再度ドローンに積み込まれ、買い物客の居宅に空中配送が計画されています。（今回の実験ではスーパーから道の駅への配送は行わず）

愛知県は実験の背景について、農業振興、買い物の利便性向上など複数のメリットを挙げています。近年著しい、農業の担い手不足問題や買い物弱者問題の解決策になり得るとのこと。県は実験を通じて検証する方針ですが、将来的に、全ての業務が完全自動化となる可能性も秘めています。

参照ドローンと自動運転車の連携による農産物輸送の実証実験を実施します！