マイナポータルよりも便利?山梨市で「リモート窓口」実証実験

画像:山梨市より引用

山梨県山梨市は2023年8月31日より、市役所に訪れることなく行政サービスを受けられる「リモート窓口」実証実験を開始しました。

山梨市の「リモート窓口」は、ウェブ会議システムを活用したオンライン窓口です。市内公民館3か所にカメラやマイクを搭載したパソコンを設置し、対面方式で行政書類の案内や記入方法、行政サービスなどを提供するというもの。各種申請はマイナポータルでも可能ですが、「リモート窓口」では本人確認を必要としない一部サービスも提供するなど、柔軟性に長けています。

「リモート窓口」導入の背景には、増加する高齢者への支援です。パソコンなどの複雑な操作を得意としない高齢者にとって、行政サービスは市役所まで行かなければ利用することができません。「リモート窓口」はこうした問題の解決策として実験に至ったものと見られます。

山梨市によると、同様のリモート実験は県内初の事例です。市は運用状況やアンケート調査などでニーズを把握し、2024年以降の本格導入を検討するとしています。

参照「リモート窓口」の実証実験を開始します