福井県はこのほど、OpenAI社のChatGPTをはじめとする生成AIの業務活用を目指した実証実験を、全職員で実施すると決定しました。
福井県はこれまで、生成AI活用による業務効率化を検証するため、30名程度の少人数チームで生成AIの導入実験を実施していました。その後、2023年8月17日に行われた結果報告では「誤った回答が寄せられる」、「情報漏えいリスク」などのネガティブな面が指摘されるいっぽうで、政策立案のアイデア抽出や県民向けのお知らせ文案の作成に活用できるなどポジティブな一面も判明しました。総じて、業務時間の削減や業務品質の向上が確認された形です。
福井県はこうした結果報告を受け、生成AIの実験規模を拡大し、全職員で実施すると決定しました。実験は2023年9月より拡大され、2024年以降、本格的な導入を目指すとしています。