画像:株式会社テムザックより引用
京都府やロボット企業のテムザックは2023年6月26日~2023年6月28日にかけ、テムザック社が提供する高齢者向け移動用ロボットによる買い物実験を実施しました。
実験はテムザック社が提供する高齢者向け移動用ロボット「ロデム」を利用したものです。ロデムは移動用モビリティとロボットの機能を兼ね備えた製品で、ゲーム用コントローラーで直感的に操作できるほか、高さや傾き調整により日常生活の多彩な用途への対応を目指しています。また、馬乗り型の乗車スタイルを採用することより、ベッドから直接乗り移れるなど、身体への負担軽減を測っている点が特長です。
京都府とテムザックの両者は、京都市にあるサービス付き高齢者住宅(サ高住)に入居する高齢者を対象に、ロデムを利用した買い物移動実験を行いました。実験は入居者がロデムに搭乗し、サ高住から約1キロ離れた商業施設に移動するというもの。速度調整の難しさが浮彫になる一方、各種機能による便利さを評価するフィードバックが得られました。
京都府は高齢者が自立して生活できる社会の実現を目指しており、今後も成果や課題を基にロボット活用や方向性を探っていくとしています。
参照イベントレポート|RODEM買い物実証ツアー@イオンモール京都五条