画像:株式会社石川エナジーリサーチより引用
群馬県のドローン開発企業である株式会社石川エナジーリサーチ(IRE)は2023年6月22日、福島県のロボットテストフィールドにて開発中のマルチコプター式ドローン「ハイブリッドフライヤー」を使用した長距離飛行検証実験を行いました。
「ハイブリッドフライヤー」は同社が独自開発したドローンで、無振動エンジンと電力のハイブリッドにより駆動する仕組みを持っています。人工衛星との通信による制御も可能で、福島県のロボットテストフィールドから約10km離れた福島県南相馬市小高区村上横砂の海岸線を目標にした2往復の飛行実験が行われました。
同社はハイブリッドドローンの開発により、最長40kmの連続飛行を目指しています。物流、測量、監視、林業、防災など様々な用途に対応した高ペイロード、長時間飛行の高機能なドローン開発により、離島への物流や災害発生時の物資運搬など、広範な用途への対応が期待されるとのこと。
公表時点で、国内で40kmも離れた拠点に連続飛行したマルチコプター式ドローンの例はなく、実現に至れば国内最長の飛行距離となる見通しです。
参照エンジン式ドローンによる距離 40km 連続飛行の実証実験

