神戸市、犯罪発生をAIが予測しパトロールする「パトコミュ」実証実験

画像:神戸市より引用

兵庫県神戸市は2023年6月7日、防犯パトロールの効率化を目指して人工知能を取り入れた犯罪予防アプリ「パトコミュ」の実証実験を開始しました。

パトコミュとは、株式会社Singular Perturbationsが開発した犯罪予測技術「CRIME NABI」が作成したコースにより、効率的なパトロールルートを作成するというものです。コースの距離や必ず通過する場所を指定すると、犯罪発生現場を自動で予測し最適な経路を作成します。

犯罪のデータベース化も可能です。

パトコミュはパトロール時、GPSにより位置情報を記録します。経路上で落書きや不法投棄を見つけた場合にスマートフォンで撮影すると、これらを地図上で共有することが可能です。また、電子日報としてクラウドストレージに記録し、データ分析や検索を効率的に行うことも可能とのこと。

実験は2023年8月下旬まで行う予定とのことです。

参照AIを活用した防犯パトロール実証実験の開始及び出発式の開催