スマホかざし点字ブロックを音声案内、つくば市らが実証実験

画像:つくば市より引用

茨城県つくば市は2023年5月22日、首都圏新都市鉄道株式会社、筑波技術大学、リンクス株式会社と共同で、視覚障害者向けのナビゲーションシステム「shikAI」を使用した移動サポート実証実験を発表しました。

「shikAI」とは、リンクス社が開発した視覚障がい者向けのQRナビゲーションシステムです。ユーザーが専用アプリを起動したスマホカメラをQR点字ブロックにかざすと、QRコードを読み取り音声でブロックの表示をガイダンス。触覚だけでなく聴覚でも経路提供することで、視覚障がい者のより安全な移動をサポートするというものです。

つくば市らの実験は、同システムによりTXつくば駅~つくばセンターバスターミナル間を移動するという計画です。経路にはバスから電車への乗り換えなど複数の交通機関が登場しますが、第1回の2023年5月31日の実験では、参加した学生ら5名が移動に成功しています。実験は2023年6月以降、複数回実施する予定とのこと。

つくば市らは実験結果を踏まえ実装を検討したいとしています。

参照視覚障害者の移動サポート実証実験を実施します