国内初の自動運転走行の許可取得、永平寺ロード周辺で移動サービス展開へ

画像:経済産業省より引用

経済産業省は2023年5月12日、福井県永平寺町の永平寺ロード周辺での走行が認可された国内初のレベル4自動運転車両について、改正道交法のもと対象ルートでの走行が許可されたと明らかにしました。

認可対象となったのは産総研らがヤマハ発動機の車両ARー07を自動運転用にカスタマイズしたモデルです。車体には各種制御装置や認識装置が搭載され、電磁誘導線に従い、遠隔監視状態での走行が可能とのこと。運転席はなく、乗客のみで走行する性能を有しています。

レベル4自動運転車の走行には、道路運送車両法の認可と改正道交法による許可が必要です。前者については既に国交省から国内初の認可を得ていましたが、今回はこれに続き、公安委員会から、改正道交法に基づいた国内発の走行許可が得られたとのこと。

今後は永平寺ロード周辺のルートにおいて、レベル4での技術・サービス実証実験を実施。自動運転移動サービスの開始を目指すとのことです。

参照国内初!自動運転車によるレベル4での運行許可を取得しました