画像:SCSK株式会社より引用
SCSK株式会社は2023年4月7日、グループ会社のSkeedが提供する自律分散による無線ネットワーク構築技術「SkeedOz(スキードオズ)」を利用した、園児のバス置き去り防止見サービスの実証実験を、愛知県新居浜市で開始すると明らかにしました。
説明によると、同社は2021年に「SkeedOz」による園児見守りサービスを構築・提供しています。今回の置き去り防止サービスは見守りサービスで得た知見を活かして開発したもので、現在問題になっているバス置き去りの抑止に繋がるとしています。
実験対象となるサービスは、Bluetoothタグをビーコンとして活用し、データサーバーで所在を確認するというものです。園児には登録や認証等が不要なBluetoothタグを保有してもらい、停車後のバスなど本来いてはいけない場所や園外などビーコンが検出できない位置に移動すると、データサーバーが異常を認識して幼稚園教諭などに警報するとのこと。ビーコンの情報は一括管理が可能であるため、登園管理にも利用できるとしています。
同社らは愛知県新居浜市内のバスを所有する幼稚園で実証実験を予定しています。実験で得られたデータを利用し必要な機能追加を行い、サービス提供を目指する計画です。
参照園児のバス置き去りを防止する見守りサービスの実証実験を愛知県新居浜市で開始