現代自動車、EV自動充電のACR動画公開

画像:Hyundai Japan/youtubeより引用

韓国の現代自動車は2023年3月、同社が開発したEV車両の自動充電ロボット(ACR)を開発し、動画を公開しました。

公開された映像に登場するのは、同社の新型EV車アイオニック6とACRです。映像では充電スポットに自動停車したアイオニック6とACRが通信して充電口を開放。ARCに搭載されたAIカメラが充電ポートを認識し、自動充電する様子が描かれました。

同社はACRについて、複数の高度技術により成立していると触れています。

動画では、ACRが充電ポートへの接続が担っていますが、正確な接続を実現するため、高度なアルゴリズムを持つAIと複数の要素を同時に制御できるソフトウェアを開発しているとのこと。また、雪や雨など様々な条件で利用するための防塵防水設計やレーザーセンサーにより事故を防止する安全ポールも設置。事故を未然に防ぐための工夫も施されています。

同社はACRの利点についてアクセシビリティの向上を挙げています。

従来の給油スタンドや充電ポートではドライバーが車から降車し自身で接続する必要がありました。しかし、ACRは自律的に充電するため、ドライバーは車から下りる必要がはありません。当然、「雪や雨の日に車から出る」、「夜で給油口や充電口が見えにくい」といったトラブルからの解放も予測されます。

同社は今後、ACRの利便性を更に改良する計画です。

参照自動充電ロボット(ACR)