AI面接アプリケーション「Steach」が横浜市の教育機関で実証実験

画像:株式会社エフィシエントより引用

AI面接あるところにAI対策アリ。次世代面接対策の筆頭株になるのでしょうか。

株式会社ジェイックと株式会社エフィシエントは2023年3月、AIによる面接練習アプリケーション「Steach(スティーチ)」が横浜市スタートアップ社会実装推進事業に採択され、市内の教育機関で実証実験を行いました。

Steachは面接のような質疑応答の様子をAIが分析し、評価するというサービスです。「自己紹介してください」など教育担当者が予め定めた質問に対して回答すると、PCやスマホのカメラを通してAIが分析。姿勢や態度など基本的な事項に加えて、表情や視線の動き、トークの速さなど主観的には評価しにくい部分の評価が可能となります。

また、何度でも繰り返せる利点もSteachの強みです。従来の面接練習は面接官役が必要であるため、時間的制約を受けるという課題がありましたが、Steachは当人が納得できるまで繰り返し練習可能。時間的制約から解き放たれた学習が可能となります。

両社によると、実証実験では「面接の改善点が分かりやすい」、「空き時間を使ってできるので学生の負担にならない」、「明るさや服装、表情のお手本などがあってよかった」など好意的な評価がある一方「利用状況や進捗が見られるダッシュボードが欲しい」、「点数の基準についてもう少し具体的にアドバイスがあると良い」などのフィードバックがあったとのこと。両社は今後も開発に注力するとしています。

参照Steach(スティーチ)