画像:ソフトバンク株式会社より引用
ソフトバンク株式会社は2023年3月22日~3月23日、自動運転など先端技術の展示会「ギジュツノチカラ ADVANCED TECH SHOW 2023」にて、自動運転技術「レベル4」に向けた公道実証実験の状況や様子を公開しました。
自動運転技術を巡る法律には改正があり、2023年4月より原則AIが走行することを可能にする「レベル4」の国内解禁が決まっています。同社は法改正を想定し、自動運転技術の早期社会実装を目指しており、ギジュツノチカラでは港区竹芝エリアにて実施している「レベル3」相当の運転映像を公開し、安定性を披露しました。
同社はまた、レベル4の実装に伴うコスト増大にも触れています。
説明によると、自動運転車両は安全性の問題から遠隔監視する必要がありますが、台数が増えるにつれ監視に費やすコストも増大するとのこと。同社は解決のため、有人監視と人工知能を組み合わせた多数台監視システムの構築にも着手しており、前竹芝エリアでは1人で10台の監視に成功しているとしています。
同社は今後、実施中の公道実験と合わせて、2023年6月まで技術検証を継続予定と説明。商業的な意味でも公道走行のカギを握る管理システムにも注力するものと見られます。
参照ギジュツノチカラ ADVANCED TECH SHOW 2023