画像:Zoox Twitter より引用
Amazon傘下の自動運転車企業、Zoox社はこのほど、米国カリフォルニア州の車両管理局(DMV)からの認可を受け、ハンドルやペダルなど手動制御機構のない自動運転車の公道実験を実施しました。
Zoox社が手がけるロボタクシーは各所にセンサーやレーダーで空間を認識する能力を備えています。これまでの実験で通常の走行に加えて、右左折や交差点の通過、信号機、自転車、歩行者、他の車両に対して適切な対応を取れると実証しており、今回、ハンドルやペダルなど手動制御機構を外した初の公道走行実験に漕ぎつけたとのこと。
実験には従業員が搭乗しますが、車両には運転席や助手席が存在しないため、走行を完全に車両に委ねた形です。ただし、公表時点で車両が走行可能なエリアは限定的です。Zooxによると、走行が許可されたのは約1.6kmのルートのみで、最高速度も35マイル/hに制限されているとのこと。とはいえ、同社は公道走行を「大きなマイルストーン」と評しており、収集したデータを更なる技術開発に活かす考えです。
参照Amazon unit Zoox tests robotaxi on California city’s streets

