画像:川崎重工業株式会社より引用
川崎重工業株式会社は2023年1月31日、ロボットのティアフォーやKDDI、menu、損保ジャパン、武田薬品とともに東京都西新宿でロボットによる自動配送実証実験を開始しました。
情報によると、実験ではロボットを活用したフードデリバリーや医薬品の配送を行うとのこと。6社はこれまでも西新宿エリアで自動配送実験を繰り返してきましたが、料理や医薬品は温度や取扱に慎重さが求められるため、ハードルが高くなっています。
ロボットによるフードデリバリーは特に注目されているジャンルです。悪天候時、人間による配送は負担やリスクが伴いますが、ロボットは密閉された環境で正確な配送が可能です。保温性能も高いため、暖かい料理をそのまま配送できる長所を有しています。
また、医薬品の配送においても多大な活躍が期待されています。
実験は武田薬品が医師や薬剤師の協力のもと血友病患者に医薬品を配送しました。血友病や糖尿病は定期的に薬が必要で、使用後は廃棄物を病院に持ち込む必要がありますが、自動配送によりこれらの負担が軽減される可能性があるとのこと。
6社は実証実験を通じて社会実装を目指すとしています。
参照西新宿で 5G を活用した配送ロボットによる自動配送サービスを提供

