電動キックボードの運用緩和も、警察庁が改正案コメント募集

画像:警察庁/e-Govより引用

警察庁は2023年1月20日、電動キックボードの制限緩和などを含む道路交通法施行令の一部を改正する政令案についてパブリックコメントを募りました。

今回の政令案は2023年7月1日に施行される改正道路交通法に伴うもので、電動キックボードの分類や規制の内容変更を含んでいます。現行法で最高時速30kmまたは60kmに分類されている機種を一般原動機付き自転車に分類する傍ら、最高時速15kmの機種を特定小型原動機付自転車と定めることで、対象機種の規制を大幅に緩和する動きです。

改正案では、特定小型原動機付自転車(最高時速15kmの電動キックボード)については、原則運転免許を所持せずとも運転が可能となります。また、最高速度が15kmから20kmに緩和され、バックミラーも装着不要となるほか、条件を満たすことで歩道も利用可能となります。ただし、スピードメーターやバックライト、ストップライトの搭載が義務付けとなったほか、従来は任意とされていたヘルメットの装着も努力義務に引き上げる方針です。

警察庁は現在、行政手続法の意見公募ルールに基づき、市民からの意見を募っています。国民であれば誰でも意見でき、命令等制定機関はこれを熟慮しなくてはいけません。なお、意見は電子メールやe-Govなどで行えます。

参照「道路交通法施行令の一部を改正する政令案」等に対する意見の募集について
参照パブリックコメントe-Gov

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