画像:UR都市機構より引用
UR都市機構は2022年11月、旧赤羽台団地・築60年の物件をリノベーションし、人工知能やIoT技術を取り入れた次世代住宅モデル「Open Smart UR」を公開しました。
UR都市機能によると「Open Smart UR」は、機構が東洋大学情報連携学部(INIAD)の共同研究により実現したもので、全4棟・約40㎡の広さに生活をより便利で豊かにするための設備を導入されています。
子育て世帯や高齢世帯を対象にした「カスタマイズモデル」では、
- 100以上のセンサーによる事故防止・見守り機能
- 体温や温度ムラの検出機能
- 水道高熱のエネルギー管理機能
- 一声でイスからベッドに変形する家具
- 照明や間仕切りの電子制御
- タッチレス照明や水道機能
などの技術を導入。
これらを一括管理した運用も可能で、例えば「就寝モード」を実行すると、間仕切りが電動移動し、収納されていたベッドスペースが登場。照明も自動で暗くなるよう作られています。
日本国内には現在、多数の空き家・空き物件が存在し社会問題と化しています。「Open Smart UR」のような次世代住宅の登場により、見直しが進むかもしれません。
なお、UR都市機構は企業や学校関係者を対象に見学会の開催も計画。第1弾は2022年12月5日より開始される予定です。
〈参照〉Open Smart UR 生活モニタリング住戸/UR都市機構