NTT実施のロボットによる自律型デリバリー実験に、ZMPが参加

画像:株式会社ZMPより引用

ロボット関連事業社のZMPは2022年10月、NTTアーバーンソリューションズ、NTT都市開発、NTTコミュニケーションズ、日本電信電話がアーバンネット名古屋ネクスタビにて実施する、無人宅配ロボットのフードデリバリーサービス実証実験に参加すると明らかにしました。

情報によると、実験はロボット自身が集荷や配送に最適なルートを検索し、行動するなど、自律的な行動を検証するものです。実験となるビル内の構造や経路、混雑情報などはクラウドデータとして管理されており、ユーザーからのオーダーを受注した際は予約状況や混雑具合と勘案し、ロボット自身による最適経路探索ができるとのこと。複数の受注があった場合は他のロボットとの連携も可能で、最短・最小の労力で配送を担うことも可能です。

実験は対象店舗と利用者を区切った2つのステップで実施される予定です。最初のSTEP1は2022年11月30日まで実施する予定で、モビリティにはZMPの「デリロ」を採用とのこと。

現在の配送ロボットの多くは、人が行先を指定し行動するものにすぎませんが、実験はロボットの自律的な行動を目指したものです。NTTらは実験が飲食店における新たな販売機会の創出や獲得可能性に触れています。

参照アーバンネット名古屋ネクスタビルにて無人宅配ロボ「デリロ」によるフードデリバリーの実証実験を開始