トヨタのウーブンシティ構想、11月にも第1期着工か

画像:TOYOTA WOVEN CITYより引用

トヨタ自動車の子会社であるウーブン・プラネット・ホールディングスは2022年10月10日、トヨタ自動車が静岡県裾野市に建設予定の次世代技術実験都市「ウーブン・シティ」について2022年11月より建築工事を進めると明らかにしました。

ウーブン・シティとは、トヨタ自動車が米国家電見本市CES2020で公表した次世代技術を集約した大規模実験都市です。自動運転車や各種移動モビリティにロボット、人工知能やドローンなどを集約した都市部に落とし込み、移動、仕事、生活、買物、余暇などあらゆる日常生活のスマート化を図ることを目的としています。

トヨタ・ウーブンの両社は計画をいくつかのフェーズに分け、建築を進める予定です。今回明らかにされた情報によると、2022年11月は敷地南端部約5万㎡を第1期として指定し工事する計画で、完成後は参加企業や研究機関と連携し移動や物流、食、農業およびエネルギーなどの実験に取り組むとのこと。同社は日清やエネオスとの共同実証や2期および3期の建設計画も明かしています。

ウーブンシティは最終的に、約70万㎡におよぶ広大な都市となる予定です。居住人口は約2,000名以上を想定しており、先進技術が集約された次世代型の生活スタイルを体現するものと見られます。

参照ウーブン・プラネット・ホールディングス