画像:株式会社空解より引用
ドローンベンチャーの株式会社空解と株式会社NTTドコモは2022年6月、沖縄県豊見城市・座間味村両自治体の協力のもと、沖縄本島から約40キロ離れた離島への空中配送実験に成功したと明らかにしました。
空解社によれば、実験に使用したドローンは電動VTOL(固定翼&垂直離陸)型ドローン「QUKAI FUSION」にNTT開発の「docomo IoT高精度GNSS位置情報サービス」を併用する形で行われました。
沖縄には多数の離島がありますが、海上は陸上と比べ気流が激しく、従来のマルチコプター式のドローンやGPS機能では数十センチ単位での誤差が生じやすいという課題がありました。
これに対し、空解社は固定翼ドローンの「QUKAI FUSION」を採用することで激しい気流下においても安定的な飛行を実現。さらに誤差数センチを誇る「docomo IoT高精度GNSS位置情報サービス」を採用することで、厳しい海上環境化での安全かつ正確な物流運搬を可能にしたと説明しています。
日本国内には多数の有人離島が点在しており、それぞれが物流面での課題を抱え続けています。空解社・NTT社はそれぞれの技術を活かし課題解決を目指す考えを明かしました。
参照空解とNTTドコモ 沖縄本島ー座間味村40.8kmのドローン物資輸送に成功。