迷惑行為者を自動通知!AI画像解析×自動運転ロボットの実力

画像:無人警備&消毒ロボ「PATORO(パトロ)」/株式会社ZMPより引用

株式会社ZMPは2022年6月8日、NTTコミュニケーションズ株式会社の協力を得て、ZMPが開発する自動運転型の無人警備ロボット「PATORO(パトロ)」を使用した警備業務の省人化実証実験を名古屋市の久屋大通公園で実施しました。

同社によると、実験はパトロにNTTコミュニケーションズが開発したAI画像解析システム「COTOHA Takumi Eyes®」を組み合わせたもの。同システムは人工知能による顔写真の識別能力を備えているため、過去にトラブルを起こした人物などの画像を学習させておくことで、パトロが捉えた映像に対象人物が写り込んだ際、警備室に通報するなどが可能とのこと。

警備業務では迷惑行為者の早期把握なども必要ですが、人間が記憶できる情報には限りがあるほか、人違いも多く、精度が高いとは言えません。自動巡回が可能なパトロに人工知能による顔認証技術を搭載するという実験は、警備業務の大幅な負担軽減と効率化の両面から効果が期待されます。

精度向上が著しい顔認証

人工知能による顔認証技術は年々精度が向上しています。

以前は「黒人やアジア人の顔が識別できない」、「別人の口をプリントしたマスクを付けると誤認識できる」など精度に疑念を持たざるを得ない報道が多くありました。

しかし、近年はかなりの精度で識別できるシステムも登場しており、無人店舗の実証実験などで導入例が増えています。今回の報道を受け、ネットではシステムを「個人で欲しい」、「指名手配犯見つけられそう」など期待の声もあがっています。

参照:無人警備ロボ「パトロ」AI映像解析による警備検証を実施/株式会社ZMP
参照:不審者の顔データと合致すると警備室に通報 AI搭載 防犯ロボットの実証実験始まる 人手不足解消なるか 名古屋/Yahoo!ニュース