西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は2022年2月25日、同社が駅構内に設置している自動券売機「みどりの券売機プラス」に人工知能を活用した案内システムの実証実験を開始したと明らかにしました。
実験は人工知能による音声案内での券売業務を行うというもので、券売機に表示されたキャラクターに対してユーザーが話しかけると、目的地に向かうための乗車券を案内してくれるというもの。また、必要に応じて乗車券だけなく、特急券等を提案にも対応しているとのことです。
JR西日本によると、実験は京都駅の券売機で行われ、本日2022年3月10日で実験を完了する予定です。
2023年にうめきた地下駅で技術体現か
西日本旅客鉄道株式会社は2018年時点で、20年後の鉄道業務における技術ビジョンを公表しています。
これによると、同社は安全性の追求や持続可能な交通システムの構築、魅力的な交通サービス等のサービス開発を目指すとのこと。同社は技術ビジョンの体現として2023年にうめきた地下駅(大阪駅)の開設計画を進めていますが、今回の実証実験で得られた成果も、うめきた地下駅でのサービス提供の実現に向けた可能性を検討するとしています。
参照AI による自動応対機能を搭載した「みどりの券売機」の実証実験を行います!
参照JR西日本、2023年春開業の「うめきた(大阪)地下駅」の駅名を「大阪駅」に決定。改札内連絡通路で一体化

